ワキ脱毛でワキガが治る?脱毛とワキガの関係とは?

ワキガ

エステサロンやクリニックで脱毛をした後の脇の臭いについて調べてみました。

脱毛をしてから
・ワキガ臭・脇の臭いが気にならなくなったという人
・ワキガになった・ワキガ臭が強くなったという人
など2つの逆の意見がありました。

どちらの意見が事実なのか脱毛とワキガの関係についてまとめてみました。

ワキガって何?

ワキガとは、腋臭症(えきしゅうしょう)という、主に脇から発生する悪臭を指すものです。
主な原因は、アポクリン腺という汗腺から出る汗にあります。その汗自体は無臭ですが、
汗に含まれる脂質・タンパク質・糖質・アンモニアなどの成分が、皮膚の表面の常在菌に
よって分解され、独特の臭いが発生します。

ワキガ

それをエクリン腺という汗腺から出る汗は無臭なのですが、その汗が蒸発する時に臭いも
一緒に拡散させてしまいます。そのため臭いを感じるようになってしまいます。

ワキガのニオイの特徴としては
・玉ネギ
・鉛筆の芯
・納豆
・ネギ
・濡れた雑巾
・すっぱい
・乳製品
・古い洗濯ばさみ
などに例えられることが多いようです。

ワキガでも脱毛に行ってもいい?

ニオイが気になって脱毛に行くのが不安になってしまう人もいますが、ワキガの人も脱毛に
通っている人は多いです。

エステティシャンの方は、「臭う人もいますが、マスクをしているから大丈夫です。脇はすぐ
終わるので我慢できるし、きれいになるために脱毛へ通っているのだから気にしなくて
いいですよ」と言っています。ありがたい言葉ですね。

それでも気になる場合は、施術前にウェットティッシュで汗を拭き取っておくだけでもニオイは
減ります。ただし、制汗剤は施術前に使えないので気をつけましょう。

脱毛法の種類

永久脱毛とは?

永久脱毛とは、ある程度の期間、毛が少ない・無毛状態を維持することができる状態の事で、
アメリカの電気脱毛協会が「脱毛の施術が完了し、1カ月以後に毛の再生率が20%以下の場合」
を永久脱毛と定義したことが始まりです。

永久脱毛がワキガに有効といわれる理由

永久脱毛がワキガに有効といわれるのは、汗が溜まりにくくなるためです。
汗は発汗した直後は無臭です。しかし、しばらく放置しておくと雑菌や細菌に分解され
臭いを発するようになります。

脇はもともと汗をかきやすい部位ですが、ワキ毛が生えていると汗が溜まりやすくなって、
臭いやすくなってしまいます。そのため、永久脱毛でワキ毛を処理すると汗がたまりにくく
なって症状を軽減することができます。

脱毛法の種類は?

脱毛は、病院・クリニック・サロンで受けられ、
脱毛法はレーザー脱毛・医療レーザー脱毛・ニードル脱毛(電気脱毛)・光脱毛
の4種類があります。

医療レーザー脱毛
レーザー脱毛は医療行為になるので、皮膚科や美容整形外科などの病院でしか受けることができません。医療用脱毛レーザーを照射する脱毛法で、レーザーが黒っぽい色に反応する特徴を利用します。黒い色素(メラニン)に当たったレーザーが、熱で毛を破壊します。その熱によって毛根の
周りの細胞が損傷することで、毛の再生を抑制させるものです。
電気脱毛より効果は弱いですが、光脱毛よりも永久性が高いといわれています。

メリット
肌表面に毛が伸びていなくても施術でき、光脱毛に比べ出力エネルギーが大きく、
照射範囲も広いため、短時間に広範囲を処理することができ、高い効果が期待できます。
また、医療機関で行うため、万一肌トラブル等の場合でも、すぐに治療してもらえます。

デメリット
光脱毛と比べ、大きなエネルギーで毛根を処理するため、痛みが強いと感じる人も
います。また、施術マシンが効果で医療資格者が施術を担当するため、一回の料金が高めです。

光脱毛
黒色に反応する光線で、毛球や毛乳頭を処理する方法で、カメラのストロボみたいに一瞬だけ
発光させて毛根にダメージを与えていく方法です。

軽いワキガの人は、サロンでの脱毛である程度臭いを軽減することはできます。

メリット
表面に毛が伸びていなくても施術でき、一度に何本もまとめて処理できるので、
電気脱毛などと比べ、短時間で施術できます。
また、レーザーに比べ、痛みが軽く、一回の料金が安いです。

デメリット
レーザー脱毛に比べ出力が弱く、効果を得るまでに時間がかかる場合があります。
また、日焼けした肌や毛を剃った直後の肌では、施術できません。

ニードル脱毛(電気脱毛)
細い針を毛穴のひとつひとつに差し込み、差し込んだ針に弱い電気または高周波を流すことに
よって毛根部を破壊し、毛の再生を妨害する方法です。使用される針は金属アレルギーを
防ぐため、現在はチタンやゴールドで加工されています。

美容サロンで受けられるものは、通常の電気脱毛では皮下に少ししか差し込めないので
ムダ毛を脱毛しても、アポクリン腺の破壊ができないために、完全にワキガ臭を抑えることは
難しいのですが、一部の病院では、高度な電気脱毛でアポクリン線を破壊し凝固させることで、
元からにおいを経ってしまうことができるともいわれています。

メリット
一本一本毛根を処理するため、他の光脱毛と比べても確実性の高い脱毛方法です。
また、レーザーなどには反応しにくい、色素の薄い毛や、細い毛にも対応でき、レーザー照射
できない部分でも処理できます。

デメリット
一本ずつ処理するために時間がかかります。細いとはいえ、毛穴に針を刺すので、
個人差や部位によって痛みを強く感じる人もいます。また、脱毛する箇所の毛を5mm~1cm
伸ばしておく必要があります。

自己処理はやめたほういい!
脱毛だったら自分でできると思って、家で脱毛するのは絶対にやめたほうが良いです。
肌に傷がつき細菌が逆に増えてしまう可能性があります。

自宅でやるならば、剃るくらいにとどめておきましょう自分で脱毛して肌が傷つくと、
黒ずみになってしまう可能性が高いです。その結果、ワキガと黒ずみ両方で悩むことになります。

脱毛とワキガの関係

永久脱毛をするとワキガになる?

今まではワキガではなかったのに、永久脱毛をしたらワキガが気になるようになったということは
少なくありせんが、永久脱毛が原因で突然ワキガ体質になってしまうことはありません。

ワキガの原因となるアポクリン腺の数は生まれつき決まっていて、ワキガ体質はほとんど遺伝に
よって決まるといわれています。そのため永久脱毛の施術によってアポクリン腺が増え、
ワキガ体質になることは考えられないですが、脱毛に使用されるレーザーは皮膚したに直接刺激を与えることができるため、毛根を攻撃すると同時に、汗腺を刺激してしまうことがあります。

刺激を受けると汗腺の活動が活発になり、普段よりも発汗量が多くなるため、永久脱毛前よりも
ワキガ臭がきつくなってしまう可能性があります。ただし、汗腺の刺激は一時的なものなので
ほとんどの場合、しばらくすると施術前と同じ発汗量に戻ります。

永久脱毛でワキガになったという人はもともとワキガ体質である可能性が高く、施術は
ひとつのきっかけでしかないといえるでしょう。

ただし、一度ワキガに気づくと発汗量が戻っても、「もしかして臭っていないか」と
心配になり緊張状態となって、脇に汗をかきやすくなるので、ストレスを溜めないように
するか、汗を抑えるデオドラント剤を使用するなど、適切なケアをオススメします。

ワキガにならないのにどうして臭うのか?

脱毛はしたけれど、毛穴に皮脂や老廃物が溜まってしまい、それが酸化することでニオイが
発生する場合があります。また、脱毛後に脱毛の刺激によって汗が一時的に増えることも
あります。汗が細菌を分解してニオイが発生するため、ニオイを強くする可能性がある
ともいえそうです。

また別の要因として、ワキ毛がなくなると、脇に汗をかいた時に脇を伝わる感覚がダイレクトに
届きます。脇に意識が向くようになり、結果として「臭っている気がする」ようになるのです。
脱毛をきっかけにワキガになることはないので、気にしすぎるとストレスによる精神的発汗
増え、かえってニオイにつながってしまう可能性があります。

もう一つ考えられるのが、ワキガ臭が出始めた時期と脱毛の時期が一致している可能性です。
ワキガ体質だから必ず出るものではありませんし、ニオイの出始める時期も人によって違います。
ワキガ臭が出始める時期は、通常は思春期ごろであることが多いものです。ワキガ臭が出始めた時と脱毛した時期がたまたま重なった場合、脱毛したらワキガになったと思う可能性があります。

脱毛でワキガは治らない

エステサロンや医療クリニックで脱毛を受けても、ワキガの根本的な治療にはなりません。
ワキガ臭の原因となっているアポクリン腺と除去しなければ臭いは消えません。

ただし、ワキ毛がなくなることで汚れが溜まりにくくなるので、清潔にし、汗や臭いを
抑える様なケアをしていけば臭いを軽減することは可能です。

ワキガの臭いはワキ毛が伸びているとより強く臭うようになります。ワキ毛が生えていると
温度が上がり、蒸れることで常在菌が繁殖しやすくなるからです。常在菌は毛根部分にたくさん
繁殖するため、脱毛をすると常在菌の繁殖が抑えられ、臭いを減らすことができます。
だからワキガで悩んでいるなら脱毛することをおすすめします。

ワキガかどうか確かめる方法

ワキガ体質のチェック方法には、次のような項目があります。

耳垢が湿っていないか
耳垢は乾燥している人・湿っている人の2つのタイプの人がいますが、ワキガの人は圧倒的に
湿っている人が多いようです。
耳垢が湿っている人は耳の中にワキガの原因となるアポクリン腺が多いです。耳の中に
アポクリン線が多いということは脇の下にも多いと考えられます。
また、耳の中にあるアポクリン線は小さい頃から発達しているので、ワキガになる前から
確かめることができます。

親族にワキガの人がいる
ワキガは遺伝します。片方の親がワキガの場合は50%、両親の場合は80%の確率でワキガに
なります。何故かと言うとワキガ体質は優性遺伝するいわれています。

優性遺伝とは、ワキガなどの体質を決める染色体は両親から1つずつ遺伝子を受け継ぎます。
その1組の遺伝子を、ワキガ体質をA、ワキガでない体質をaで表すと、「AA」「Aa」「aa」
の3種類になります。
「Aa」の場合は、ワキガ体質Aが優性遺伝なので、ほぼ確実にワキガになります。

例えば、父、母どちらも「aa」であれば、子はワキガにはなりません。

しかし、父「Aa」と母「aa」の場合、もしくは、父「aa」と母「Aa」の場合
子は「Aa」もしくは「aa]のどちらかの組み合わせになり、50%の確率で遺伝すると
いうことになります。

洋服のワキ部分に黄ばんだシミができていないか
白い洋服などを着た時にワキ部分が黄ばむことが多い人は、ワキガ体質という可能性が高いです。これは、アポクリン腺から出る汗によるものです。アポクリン腺の汗は、ニオイの原因となる
タンパク質・脂質・糖質・アンモニアなどを含んでおり、やや粘り気があることが特徴です。
この成分がつくことで、黄ばみや染みができるのです。

わきがチェックをする際には、デオドラントスプレーなどの制汗剤で衣類が黄ばむ場合があるので、使用しないようにしましょう。

わき毛に白い粉がつく
アポクリン腺から出る汗が固まってわき毛につき、白い粉のようになってつくことがあります。
アポクリン線からの汗が少ない人はこの現象はほとんど起こらないので、アポクリン腺が活発に
活動している証拠でありワキガの可能性が高いです。

脇の下に汗をかきやすいか
多汗症と混同されやすいですが、全く違います。
体温調節や精神状態によってエクリン腺の汗が大量に出るのは多汗症。多汗症の場合は、
ワキだけでなく全身に症状が出る場合が多いです。
季節や精神状態に関係なく、粘り気のあるアポクリン線の汗が常に分泌されているのが
ワキガです。

ワキガのチェック項目に当てはまる項目が多かったら

上記のチェックで思い当たる項目が多かった人は、ワキガ体質の可能性が高いといえます。
しかし、あくまでもセルフチェックですので、間違った治療をしないためにも専門の病院で
詳しく調べてもらいましょう。

ニオイ対策

脱毛する前

脱毛当日の制汗剤の使用はできません。制汗剤は毛穴を塞いでしまうので、毛穴が
塞がっていると、脱毛器の光の妨げとなり、脱毛効果が落ちてしまうのです。
制汗剤以外にも、ワキガ対策クリーム・塩化アルミニウム液も毛穴を塞いでしまうので
よくありません。

脱毛当日にできる対策

シャワーを浴びる
脱毛に行く日は、できる限り朝のシャワーを済ませておきましょう。
寝ている間にも寝汗をたっぷりかきます。雑菌も繁殖し、臭いやすい環境が整って
しまっているので、いったん肌環境をリセットしましょう。
ただし、あまり熱すぎるお湯は交感神経を活発にして、余計な汗をかいてしまうことに
なります。

ニオイ対策石鹸
通常の石鹸でもうまく使えば一定の効果は望めますが、消臭効果の高い石鹸を使えば
より臭いを抑えることができます。デオドラント石鹸は一般の石鹸より高いものが
多いですが、脱毛に行く前日や当日限定で利用する方法もあります。

除菌
脱毛を受ける日には、トイレにいくたび脇の下をアルコール除菌シートなどで
拭いておきましょう。施術直前の着替えのときにも、可能であれば除菌してしまいます。
雑菌はニオイの原因です。ニオイの材料が減れば、その分ニオイが出にくくなります。

衣類のニオイ対策
ワキ脱毛の施術を受ける時、服は脱ぎます。たいていはサロン専用の下着類を身に着けます。
しかし、どんな洋服を着ていくかも重要です。ワキガのニオイは自分の脇の下から出てますが、
その成分や汗、雑菌は服につきます。蒸れやすい洋服は雑菌が増えやすく、ニオイが悪化します。

ポリエステル素材の服は、水がたまりやすくて臭いも残りやすい素材なのでワキガ臭を悪化させます。できれば天然素材もの例えば綿などを着用しましょう。肌にピッタリとした服より、ふわっとしたラインの方が通気性がよくてオススメです。あらかじめ服に消臭スプレーをかけておくのも
効果的です。

脱毛した後

精神的な発汗は止めようと思って止まるわけではありません。
特に脱毛から半年程度が一番汗が多くなりやすい時期なので、この半年の間に精神性発汗に
なりやすいのです。

ここで精神性発汗になってしまうと、その後も続いていしまうということにも
なりかねません。そこで、この半年を乗り越えるためにも効果の高いデオドラントクリームや
ボトックス注射などで極力止めるというのもオススメです。

食生活の改善

食事次第で汗の成分など、体の状態が変わってきます。
ニオイの出やすい食事を控えて、臭いを抑える食事を取っていきましょう。

ニオイの出やすい食事

肉や脂肪分が多い
肉は消化吸収時にアンモニアを出しやすいので、臭いやすくなります。
脂質はアポクリン腺から出る汗の、ニオイのもとにつながります。
過度な肉食は発汗量の増加につながりますので、臭いを悪化させます。

香料の多い食べ物
香辛料の多く入った食事も汗腺を刺激し、発汗がすすみます。
汗の量が多くなれば、その分臭いやすくなります。

インスタント食品
インスタント食品は、栄養が少なく大量の過酸化脂質が含まれています。
こういった食事は腸内環境を悪化させ、ニオイ物質が体中をめぐる原因に
つながります。

外食
外食で高カロリー・塩分過多なものは、肥満につながりやすい食事です。
肥満になると体熱がこもるため、くさい汗をかきやすくなります。

アルコール
アルコールは、分解しきれないとそのまま体中をめぐり、汗と一緒に排出され、
その分ニオイがきつくなります。

ニオイをおさえる食事

抗酸化食品
抗酸化食品は、活性酸素を取り除く食品です。
バナナ・ガボチャ・にんじん・キャベツ・ニンニク・ショウガ・そば・大豆
緑茶・ベリー類・アボカド・アーモンドなどが抗酸化食品です。

体が酸化するのを防いでくれますので、皮脂などが酸化してイヤな臭いになるのを
防いでくれます。抗酸化物質は、ビタミンの中ではB、C、Eが有名です。
ボリフェノール・リコピン・アスタキサンチン・コエンザイムQ10 、リコピンなどにも
多く含まれています。

アルカリ性食品
アルカリ性食品は、体内の乳酸量をおさえてくれます。
乳酸が増えるとアンモニアの量も増えます。アルカリ性食品はこれをおさえるので
ニオイが改善されます。アルカリ性食品の代表例は、野菜・海藻・きのこ類です。

サプリ
シャンピニオンやローズエキスなど、消臭効果のあるサプリメントをとることも有効です。

漢方
漢方薬のなかには、下記のように、体の代謝や水分バランスを整えるものが多くあります。
通販販売やドラッグストアでも購入可能ですが、漢方薬は種類が豊富なので、
専門家に相談してから購入するようにしましょう。

ツボ
体には、汗を改善するツボがあります。特に手のひらには、効果的なツボが多く集まって
いますので、気づいた時に押すのを習慣化してしまいましょう。
ツボを数秒押して数秒離す動作を繰り返しましょう。

合谷(ごうこく)
手の甲の、親指と人差し指の間の、人差し指よりの付け根にあります。
皮脂バランスを整える効果があり、酸化臭の改善が期待できます。
神経性の発汗をおさえる効果もあります。

労宮(ろうきゅう)
手のひらの中央にある、リラックスのツボで、臭いやすい精神性発汗を改善する
効果があります。

後谿(こけい)
小指の付け根部分にある、リラックスのツボです。
精神性発汗・寝汗改善を減らす効果があります。

陰郄(いんげき)
手首の小指側の付け根にある、体熱の放射をうながすツボです。
体温を下げて発汗量を減らす効果があります。

汗腺を鍛える
汗をかかない生活を続けていると、全身の汗腺機能が低下します。汗腺機能が低下すると、
栄養分も汗と一緒に出てしまいます。ベタベタとした栄養分たっぷりの汗は雑菌の大好物です
から、臭いやすい汗に変化していきます。汗腺機能が低下している人は、脇の下だけ汗がひどく
なるといった現象が起こりやすくなります。

これを避けるために、汗腺を鍛えて、全身まんべんなく汗をかけるように、トレーニングする
のが良いと思います。

汗腺を鍛える方法

運動
20分程度の軽めの有酸素運動をして体温を上げていきます。
定期的に体温が上がる生活を続けていれば、身体が慣れてきて、全身から汗をかけるように
なってきます。

いきなり筋トレなどをたくさんすると、乳酸量が増えてしまい、アンモニアも増えて、
ニオイにつながりやすくなってしまいます。
これでは意味がないので、体の負担のかからない程度の運動から、徐々に慣らしていきましょう。

お風呂
運動する時間が取れなかったり、なかなか続かないという人は、入浴で汗腺を鍛えましょう。
シャワーだけでなく、湯船につかることによって、発汗が促されていきます。
より効果的なのは、手湯・足湯、半身浴です。

手湯・足湯
肘から先・ひざから先の部分を、43度位のお湯に10分くらいつけます。
この部分は汗腺の余力が高いので、効果的な汗腺を鍛える訓練になります。
このトレーニングをやると、緊張や発汗を司る交感神経が活性化され、頭がさえるので、
寝る前にやる場合は、半身浴も続けて行うことをおすすめします。

半身浴
腰から下の部分を、38度程度のお湯にゆっくり浸かる方法です。身体を温めつつ、
上半身からの汗で同時に体温を下げる事ができますので、全身浴より効率的に
汗腺を鍛えることができます。半身浴では、リラックス・制汗を司る副交感神経が
活性化されます。

ワキガの治療法

手術以外での治療

塩化アルミニウム液
入浴後の清潔な肌にコットンなどに染み込ませて、ニオイが気になる部分に塗ります。
しっかりと乾いたのを確認してから服を着ましょう。
顔や粘膜には使えませんが匂いを抑える効果もあります。基本的な効能は「制汗」ですが、
軽いワキガの症状にも効果を発揮します。オドレミンという名前で市販されていますが、
病院で処方してもらうほうがおすすめです。

臭化プロバンテリン(プロバンサイン)
病院で処方してもらえる抗コリン剤という種類の内服薬です。汗の分泌を抑える働きがあります。
ただ、副作用として口や目の乾きや尿の出が悪くなる人もいるため、継続的な服用はおすすめできません。

精神面や自律神経をサポートしてくれる飲み薬
臭っていたらどうしよう・ニオイで嫌われるのが怖いといった直接臭いに関わる薬だけでなく、
ニオイに対する不安や恐怖心を和らげてるとわきがも改善しやすくなるという報告があり、
精神面や自律神経をサポートすることで発汗を抑えます。


ボトックス注射で発汗量を減らす
ボツリヌス菌の毒を脇の下に注射し、汗を出すときの伝達物質の分泌を抑えることで一時的に
汗の量を減らします。主にエクリン腺の汗に働きかけることから、多汗症とワキガを
併発している方やストレスや不安などのメンタルの影響で発せられる汗に効果的です。
ワキガの臭いを抑える作用はありませんが、汗の量が減ることで、臭いを軽減します。

電気凝固法でアポクリン線を破壊
ワキの毛穴に電気針を刺し、そこに高周波電流を流し、脇の脱毛、アポクリン線と皮脂腺の破壊を
行います。ワキガの治療と脱毛を一緒に行うことができます。脱毛とワキガの治療の療法を同時に
行えるので、女性に人気の治療法です。ただ、この方法は保険が適用されないことがほとんどです。

ミラドライ
ミラドライとは多汗症治療機器であり、この機器でワキガの治療を行う名称にもなっています。
効果としては個人差があるものの、60~90%の減汗効果があるといわれていて、ワキガ臭の減少
にも期待できます。

ミラドライは、マイクロ波を使って、2つの汗腺を加熱して汗腺を破壊します。
そのため汗腺以外の部分に対する負担が最小限に抑えられ、傷も残りません。

手術による治療

手術によりワキガを治療する方法です。
手術の種類は剪除法(せんじょほう)・皮下組織吸引法・超音波吸引法・皮下組織削除法
あります。

ワキガを治療する手術は、基本的に原因となるアポクリン腺と皮脂腺を除去するのが目的です。
いずれの手術もアポクリン腺・皮脂腺を除去する方法なので、重度のワキガであっても
効果が期待できますし、手術後は効果がずっと持続できることがメリットです。

手術法の種類

直下下手術法

剪除法(せんじょほう)
脇の下を切開して裏返し、アポクリン線を目視しながらひとつずつ取り除いていきます。
汗腺を高い効率で除去できますが、3~5cmの傷が1本残るため、傷の縫合技術により
術跡の差が出ます。

入院をするほどではありませんが、4日~1週間程度は圧迫カーゼを当てて過ごすことに
なります。

非直下下手術法

皮下組織吸引法
脇の下に小さな穴を開け、そこから細い管(カニューレ)を通してアポクリン腺やエクリン腺、
皮脂腺を書き出しながら吸い取ります。傷口は目立たなく剪除法より広い範囲にアプローチでき
ますがアポクリン線を完全に除去するのは困難な事が多くアポクリン線の根の部分が残っていると
再発する可能性があります。

超音波吸引法
皮下組織吸引法をベースにした方法で先端に超音波を発生させ、その熱でアポクリン線を破壊
しながら吸引します。アポクリン腺を全て取り除くことは難しいといわれ、施術者の技術に
よって火傷や合併症のリスクがあります。

皮下組織削除法
カミソリの刃と皮膚を押さえるローラーを組み合わせた専用器具を使います。カミソリ部分で
皮下組織ごと削り、アポクリン線やエクリン腺を除去します。傷口は小さいので女性に人気で
高い効果を期待できますが、回復まで時間がかかります。また皮膚が壊死する危険があり、
ドクターの技術力も求められます。

永久脱毛はワキガ臭を軽減できる

永久脱毛をしたからといって、ワキガを治すことはできません。
しかし、永久脱毛をすることで雑菌や細菌が繁殖しにくくなり、臭いが気にならなくなる人もいる
ようです。ワキガの手術を受けたくない人や傷跡を残したくない人、ムダ毛も一緒に処理したい人は永久脱毛がおすすめです。